2009年05月27日
緊張
食卓の上にA4サイズの写真が置いてあった。
小学校が何周念記念とかで、全校生徒が校庭に出て上から写真を撮ったものだそうだ
「うちの子、どこにいるか分かる?」
奥さんが、朝の忙しい時に何気なく問いかけてきた
自分には前科があって
子供が保育園の時、遠足の写真を注文することがあって、子供が写っていると思って注文した写真に違う子が写っていたことがあった。
自分の子と他の子と区別がつかない父親として大きくポイントを落としたことがあった
違いの分かる男を目指して精進してきたわけだが、この朝の忙しい時に600人ぐらいの人が写っている中から、いかに短時間に間違えずに見つけ出せるか?
1)なかなか見つけ出せずに結局間違う
2)なかなか見つけ出せずに、ようやく見つける
3)すみやかに見つけ出す
奥さんの期待に満ちた視線にさらされながら、自らを落ち着け落ち着けと言い聞かせながら視線を右から左、上から下に走らせる。
下のほうから上に向かって高学年になっているから、いるとしたら上のほう・・・・見つけた!!
間違っているといけないから、顔・・よし、服・・よし、髪・・よし
結局、見つけたけど事務所に出るのに少し遅れる羽目となった。
そんな情けない話だったわけだが、気がせくと、いつもならすみやかに見つけれるものも、あわてるとどの子も一緒に見えてきてしまって、訳が分からなくなってしまうということがある・・という話がしたかった。
先日、団体戦があった。
同じようなレベルの団体9チームが年間2試合ずつ総当たり戦をし、都合1つのチームは16試合するというものだが、1回の試合は、チームから3組ずつ出し合い、ダブルスをそれぞれ1セットずつして、2セット取ったチームがその試合の勝利チームとなる。4月に4試合し、先日は2回目の団体戦だった。
試合内容は、善戦したということで置いといて、
またまた、Wフォルトの嵐に翻弄されたということを書きたいのだ。
ペアもWフォルトを重ね、
「どう打ったらいいかわかんないよ」
と音を上げはじめ
自分も、いつもならスピンの量を多くすることでセカンドサーブとしていたのに、トスを上げる手と、ラケットと支える肘と、位置というか順序というかばらばらで、どう打ったらいいのか分からなくなってしまい。
ペアに逆に
「リラックスして打って」
と励まされる始末だった
団体戦が終わった後
仲間同士でダブルスの試合を一つしたのだが、何を思い煩うことなくスコンスコンとサーブを打てるのだ。
緊張した場面の行動と、リラックスした状態での行動は全然違う
日頃練習をし、すばらしい動きが出来たとしても、いざ、初めて対戦する相手とネット越しに向かい合った時、練習の時と同じ動きが出来ないことが多い
逆に、自分のショットがラッキーショットで、当り損ねなんだけど、相手からしてみると華麗なドロップショットに見えたらしく、厳しいところ厳しいところを狙ってくれて自滅してくれることがある。
この逆のこともきっとあっただろう
日頃、練習や仲間内でやる試合の時の状態で、外での試合に臨むことが、いかに難しいものか
いざとなると自分の手が何をやっているのか、足がどこを向いているのか分からなくなってしまう・・いや、そんなことを意識せずにポコポコ打っている日頃の姿勢が問題なのか?
しかし、日頃テニスするときに、切羽詰った状態に気持ちを追い込んでやるなんて出来ないな
試合慣れ という言葉があるが、そういったことことでしか解決できないものなのかも知れない
落ち着け と思う気持ちがもうすでに緊張しているのだから
コメント
この記事へのコメントはありません。