2008年03月17日
展開
スクールでは「展開」という言葉をよく言われる
「次の展開を考えて打つ」などと言われるのだが、
なかなかできない
打って、少し前へ出て、打って、さらに前に出て
ボレーを相手の嫌なところに押し込んでいく。
・・・ことができない。
昨日のサークルの練習試合でも
いいショットを打って、まんまと相手のストロークが浮いてきたところを決めようとしたところ、ペアがスルスルと寄ってきて、近づいてくるボールをラケットで隠すように覆うと、次の瞬間ボールは相手のぺアの間を抜けコートの後へ転々としていった。
ポイントである。
見事なボレー。
ではあるが
「何するの?」という気持ちが湧き起こっていた
せっかく、いいショットを打って、決めるべき球がフワフワと返ってきたのに、横から何するの?
もちろん、自分の反応が遅いということであり、
展開を考えていたら、ぼんやりチャンスボールを待っておらずに、ネットに詰めていなければいけなかったのに、シメシメとよだれを垂らして、ボールが来るのを待っているから、ペアが、決めるべきポイントを決めたわけで、文句を言う筋合いではない。
ここという時決めに行かずに待っていることがよくある。
反応が遅いというか、展開を考えていないというか、前で決めれば楽々ポイントになるのに、詰めずにそこにとどまったまま力任せに決めようとして力んで打つので、コート内でボールが弾まず、外で弾む結果となりやすい。
他の場面で、サークルのメンバーが
「あの位置からだと、あそこにしか打てないと思った。」
と言っているのを聞いて
感心してしまった。
彼は予測しているので、コートのどこにいるべきか判断し、幾つかの可能性を用意しながら、そこにいればよいのだが、
これが自分はというと、相手が打つまでどこにボールが来るか分からないので、そこで動きが止まったまま待つことになる。そして、ボールが来た時には後手に回っていることになる。
相手の展開に思いが行かないせいである。
結局、動いて、止まって、動いて、止まってのギクシャクした試合運びになっている。
ギクシャクしているので、試合運びにならずに、途中で大事なポイントを幾つかこぼしてしまい、運びきれないことが多い。
展開。展開。
しばらくこの呪文を唱えながら試合をしようと思う