2007年02月07日
芋たこなんきん
NHKでは朝と昼、連続テレビ小説を放送している
自分はこれを見るのが習慣になっている。
最もいつも見れるとは限らないが
時間の都合のつくときは見るようにしている
今放送されているのは
田辺聖子原作の「芋たこなんきん」
今回の朝ドラは、特に面白く
2年前ぐらいから、田辺聖子を読み返し、その面白さに再認識するところがあり、つまり、中年のおかしみは、中年にならないと分からないところがあり、そんな年になったということなんだろう。
そこへ「芋たこなんきん」である。
昼これを見るのが生活のリズムになっている。
何故、昼なのか
朝ではなく昼なのだ
「芋たこなんきん」が終わる
1時になる
NHKニュースが始まる
「登坂さん」(とさかと読むらしい)という人がニュースを読むことが多い
「芋たこなんきん」が終わって「ニュース」になった瞬間。多分、登坂さんは「芋たこなんきん」を見ていて、終わった時に自分のリズムでニュースに入るようなのだ。
そこで、「芋たこなんきん」の話が面白いときなど、登坂さんの顔がいつにも増してほころんでいたり、ちょっとジーンとさせるような話の後では、ワンテンポニュースに入るのが遅れるような感じを受けるのだ。
きっと登坂さんは、実直な人に違いない。
ドラマが終わってニュースに入った時、ニュースを読む人のその時の顔を見るのが楽しみなのだ。
まるで、感情を入れて読んではいけませんという特訓を受けたような人がかすかに見せる表情。
それを見るのが楽しみ。
逆に、正義の味方みたいなふうで、声を荒げ、いけないものをいけないと当たり前のことを言ってるタレントさんを見ると、チャンネルを変えたくなるのは自分だけではないと思うが、最近は、近所のうるさいおばさん、おじさんがいなくなったから、テレビの中で求められるのかもしれない。
以前は野村監督の奥さんとか、細木さんとか、ずばり言ってしまう人が、時代にはまってしまう部分があるのだろう。
ささやかに見せる表情の変化に
「よーし」
と喜んでいる人は、少数派だろうなー